近年の車両は、性能も耐久性も年々強化され、どのメーカーでも一定以上のレベルで壊れにくく、
安全性の高いクルマへの追求がなされています。
しかし、どんなにクルマの耐久性が優れてきていても、
利用シーンや利用方法、頻度、その他条件によって、
現在ご利用中の社用車の状態が常に万全であるとは限りません。
そこで今回は、
・営業機会の損失につながるリスクを回避したい
・安全安心に利用できる『社用車』をこれからも維持したい
という企業さまにとっては安全のキホンとなる『定期点検』を
法人視点のポイントを踏まえ、ご紹介していきます。
INDEX
この原因として、みなさまのアタマにはどういったものが思い浮かびましたか?
これらはすべて、過去1ヶ月の間でトヨタモビリティサービスの
『サポートダイヤル24』へ入電があった車両故障の内容です。
そして、このような故障の発生確率を高めてしまう要因として、
『定期点検』を怠っていた というケースが多く確認されています。
定期点検はクルマにとっての健康診断です。
そのため、長い間、クルマの状態を確認せずにいることが
重大な故障を引き起こすことにもつながっていきます。
この点検・整備については、社用車を利用される企業のみなさまにも
道路運送車両法 第47条の「使用者の点検及び整備の義務」で定められるとおり、『車検』『法定点検』『日常点検』という3つの点検を行い、常に保安基準に適合した状態(安全に公道を走行できる状態)を維持することを求めています。
長期間点検が行われなかったことで、エンジンオイルが黒くドロドロに…
点検ではオイル交換も必要に応じて行われるため、車両はきれいなオイル・適切な量を維持することができます。
ところが、点検未実施に加え、時間の経過・走行距離が進むことにより、劣化が進み、油量も減少。
それが原因で潤滑不足や不完全燃焼、燃費悪化などを引き起こし、最終的にエンジン内に焼き付いてエンジン停止する事態に。
エンジンの交換が必要となり、結果として数十万の自己負担が発生いたしました。
このケースでは、メンテナンスリースの定期点検案内があったにもかかわらず点検が未実施だったことにより、
契約内での対応が出来ず、企業さま側の自己負担につながりました。
新車購入直後から、少しずつですが確実に状態の劣化は進んでいきます。
そんな中、定期点検を怠ることで劣化は加速し、結果的にさまざまなリスクを高めてしまいます。
機会損失や急な出費にもつながる故障を回避し、安全安心なクルマを利用いただくためには、
『車検』だけではなく 『法定点検』『日常点検』などを適切な時期に実施すること が重要です。
『定期点検』の重要性が少しでもおわかりいただけたでしょうか。
トヨタモビリティサービスでは、車両維持に関する情報をお伝えすると共に企業さまが大切な商機を逃がすことがないようメンテナンスリースご契約のお客さまへは、以下のようなサポートも行っています。
・ハガキでの定期点検時期のご案内
・点検入庫履歴を確認できるWEBシステムのご紹介
大切な社用車の状態維持についてお困りの企業さまは、
是非、お気軽にトヨタモビリティサービスへご相談ください。