車両管理に携わるみなさまは、
日常的に従業員の方々から『クルマのトラブル』に関する報告を受けるということも多いのではないでしょうか。
当社にお寄せいただくトラブルの中には『パンク』をはじめとしたタイヤに関する入電も多数いただいております。
そこで今回は、
・営業機会損失や急な出費に繋がるリスクを避けたい
・事故リスクを抑え、クルマを安全安心に利用したい
とお考えの企業さまに向け、実際に当社が対応した事例を交え
『タイヤトラブルの回避ポイント』をご紹介します。
本記事も前回ご紹介した『車両点検』に関する記事と共に、
社内の安全運転啓蒙にご活用ください。
INDEX
みなさまの会社ではこんなことはありませんか?
長期間タイヤチェックを行わなかったことで空気圧が適正値よりも大きく低下。
気づかず走行し『バースト(破裂)』状態に…
パンクとは、釘が刺さるなどしてタイヤの空気が抜けている状態を指し、
一方、バーストとは、タイヤの骨格を形成する部分が破裂することを指します。
このケースの場合、タイヤの空気圧チェックを実施しておらず、
適正空気圧以下で走行したことでタイヤがたわみ『バースト』を引き起こしていました。
幸いにも大事に至る前に気づけたため、タイヤ交換を行うだけの対処で済みました。
しかし、このようなトラブルが発生すると、多くのケースでは下記記載のようなリスクが発生してしまいます。
では、タイヤのバーストは、何故、発生してしまうのでしょうか?
ここではバーストの原因とされる代表的な例をご紹介します。
これらはあくまでもバースト発生の原因とされるものの一例です。
中でも『タイヤの空気圧不足』が原因となりバーストが引き起こされるケースは少なくはありません。
実際にタイヤの空気圧は、1ヶ月で5%程度自然低下するということが
一般社団法人 日本自動車タイヤ協会の調査でも公表されています。
タイヤの空気圧を確認することは、
重大な事故や故障、更には燃費の悪化を未然に防ぐことにもつながっていきます。
このようにさまざまなリスクを回避・軽減する意味でも
社用車を利用するすべての方にタイヤチェックの実施を習慣化させていくことがとても重要です。
もしタイヤのトラブルが生じたときでも、適切な行動を行うことができるように手順を確認するようにしておきましょう。
【1】慌てず速度を落とし、安全な場所で停車
(周囲に知らせるためハザードランプを点灯)
【2】後続の車両に知らせるため三角停止板及び非常停止灯を使用
【3】スペアタイヤが搭載されていればスペアタイヤに交換※
(搭載されていない場合にはロードサービスを手配)
そして、これらの対処法に迷いや不安を感じた際には、無理に車両を動かそうとはせず、
速やかにJAFなどのロードサービスを手配するか、メンテナンス工場などを手配し対応を仰ぐことが重要です。
このように『タイヤのトラブル』を知り、備えることは安全安心に車両をご利用いただく上でとても重要です。
しかし、前述のとおり『タイヤトラブル』には自己点検では気付くことのできない異常も多く、個人のチェックだけでは完全に防ぎきることはできません。
そのため、出来る限りリスクを軽減させるための日常点検はもちろんですが、定められた点検を定期的に受けていただくことが重要です。
そして、少しでも「おかしいな?」と感じた際には、自己判断はせずに安全安心のためにも担当メンテナンス工場でプロの整備士に診てもらうようにしましょう。
プロの目線から異常を洗い出すことは、トラブルを未然に防ぐことに直結していきます。
トヨタモビリティサービスでは、日々、トヨタ品質の点検を行うプロの整備士がトヨタ販売店工場併設の点検工場でみなさまの安全安心を守るために車両整備に努めております。クルマのメンテナンスについてお悩みの際にも是非ご活用ください。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?安全安心な社用車をいつまでもご利用いただくためには、
みなさまご自身で『社用車の健康状態』を把握できる状況をつくるということが重要不可欠です。
しかし、それでも細かな異常やリスクを常に注視し続けるという事は難しく、見落としなどによるリスクを高めてしまうこともあります。
トヨタモビリティサービスでは、1日でも長く、安全安心に社用車を利用していくため、プロの目線での企業さまの車両運用を全力サポートしております。
車両維持に関する情報をお伝えすると共に企業さまが大切な商機を逃がすことがないよう、メンテナンスリースご契約のお客さまへ様々なサポートを行っております。
・ハガキでの定期点検時期のご案内
・点検入庫履歴の確認やメールで定期点検案内を受け取れるWEBシステムのご紹介
大切な社用車の状態維持・管理についてお困りの企業さまは、是非、お気軽にトヨタモビリティサービスへご相談ください。