「高速道路の逆走発生状況」(国土交通省) https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/reverse_run/pdf08/03.pdf を加工して作成
昨今、ニュースやメディアで逆走車による事故などが
よく取り上げられています。
なかでも高速道路での逆走は
「イレギュラーなケース」と思われがちですが、
逆走事案※・逆走事故は年間200件以上も発生しています。
これは2日に1回は逆走事案が起きている計算になり、
逆走車に遭遇することは決して他人事ではありません。
逆走による衝突は、通常の交通事故と比べて、
致命的な結果につながる可能性が高く、
死亡に至る割合は、約38倍とも言われています。
一件一件が深刻な事態を招きかねない、極めて危険な行為です。
・事故のない安全安心な社用車運用のための情報が欲しい
・高速道路の逆走に関する対処法を周知したい
このような方に向けて「逆走車に遭遇してしまった際の対応策」そして「自らが逆走車になってしまった際の対応策」の
2つに分けてご紹介いたします。万が一に備え、是非ご参考ください。
※事故とは別に、逆走を目撃した通報件数
INDEX
逆走事案が発生する原因の約5割が道間違いだと言われています。
また、逆走が多く発生する場所には、一定の傾向があります。
次に示しているような場所や状況では、逆走車に遭遇する可能性を意識して、走行するようにしましょう。


※逆走が起こりやすい平面Y型インターチェンジ
Y字に分かれた道路構造で、本線と出入口が近接しているのが特徴。角度が緩やかなため進入方向を誤りやすく、出口と入口を見間違えて逆走するリスクがあります。また立体交差ではないため、誤進入してもそのまま走れてしまう危険もあります。
では、もしも逆走車に遭遇してしまった時には、どのように対処したらいいのでしょうか?
繰り返しにはなりますが、逆走事案は年間約200件以上も発生しているため、逆走車に遭遇する確率は低くありません。
もし遭遇してしまったとしても、逆走車に対してクラクションを鳴らしたり、
避けるために停車することは、やむを得ない場合を除き非常に危険です。
次の3つのステップを行い、まずは事故を避けるための行動を最優先することが大切です。

出張先など慣れない土地での高速道路の運転、漫然運転で注意力が散漫になっているときなど、
ドライバーの皆さまが逆走車に巻き込まれるだけではなく、自らが逆走車となって人々を巻き込んでしまう可能性もあります。
万が一意図せず逆走をしてしまったと気付いた時には、
次の「ハザードを点灯」「安全な場所に停車」「警察に通報」の3ステップを行いましょう。
焦ってしまう気持ちも十分に理解できますが、落ち着いて行動することが第一です。
走行している際に、誤って目的の出口(インターチェンジ)を通り過ぎてしまい、
戻りたくなってしまう気持ちが生じてしまうこともあるかもしれません。
ですが、ここまでご紹介してきたとおり、逆走は重大事故につながる可能性の高い危険な走行です。
故意の逆走は道路交通法119条第1項2の2の「通行区分違反」行為にあたり、
更には、故意に高速道路上でUターンや後退などを行うと、本線車道横断等禁止違反にあたります。※
3月以下の懲役または5万円以下の罰金の罰則がかされるほか、「反則金9,000円(普通車の場合)」及び「減点2点」が科されます。
社員の皆さまの安全安心のためにも、絶対に逆走を行うことが無いよう社内で周知することが重要です。
とはいえ、慣れない走行時には逆走の恐れを抱えながら走行することもあるでしょう。
そんなとき、現在市販されている車種のなかには、ナビゲーションに高速道路逆走を探知する機能が搭載されている車種もございます。
安全機能の1つとして、ご参考ください。
逆走事案に対処するには正しい知識が非常に重要です。
これまでにお伝えした「逆走車に遭遇してしまった際の対応策」、
「自らが逆走車になってしまった際の対応策」はもちろん、
「ヒヤリとした体験」や「注意喚起すべき地点」の報告ルールを整備しておくなど、意識して安全意識を高めていくことも大切です。
トヨタモビリティサービスでは、このほかにも安全安心を意識した社用車運用のご案内を行っております。お悩みの際は、お気軽にお問合せください。