本記事では、冠水を避けるための判断基準から、
万が一の初動対応、平時に決めておきたいルールまでを
まとめました。社内の啓発資料としても、ぜひご活用ください。
INDEX
こうした変化を受け、気象庁では2026年5月29日から
「新たな防災気象情報」の運用を開始。
警報・注意報の情報名に
警戒レベルの数字が付くようになり、危険度が
ひと目で分かるようになりました。
これは社用車を管理する立場にとっても朗報です。
たとえば「警戒レベル3以上の情報が出たら、
その地域への外出は見合わせる」のような形で、
社内ルールに落とし込みやすくなりました。

社用車での移動が日常的な企業さまにとって、大雨による冠水は
決して他人事ではありません。たとえば、こんな場面を想像してみてください。
いざこうした事態になると、その影響は大きく3つに広がります。
とはいえ、必要以上に怖がることはありません。冠水によるトラブルの多くは、
「危険には近寄らない」「万が一のときの動き方を知っておく」という2つの備えで、
被害の軽減や予防が可能です。 以下、場面ごとに具体的なポイントを見ていきましょう。
冠水への備えを「出発前」「走行中」「浸水後」の3つの場面に分けて考えます。
大雨が予想される日は、できるだけクルマでの移動を控えるのが基本です。
やむを得ず運転する場合も、アンダーパスや低地など、水がたまりやすい場所は避けるのが鉄則。
自治体のハザードマップや国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で、
危険箇所を把握するとともに、アンダーパス付近の「冠水情報表示板」や「水深路面標示」もドライバーに周知しておきましょう。
また冠水路は水面下の路面状況が見えないため、水深や段差がわかりづらく、
夕暮れ以降はさらに見極めが困難です。「前のクルマが通れたから」や
「この程度なら行けそう」という現場判断は、思わぬ落とし穴となります。
走行中 水がたまり始めたら早めに安全な道へ
走行中、突然の豪雨で道路に水がたまり始めた際、
危険を判断する目安になるのが「車両の床面」です。
ただしこれは、「床面までなら走ってもいい」という意味ではありません。
あくまで逃げるタイミングの目安で、冠水を確認したら進入しないのが大前提です。
※時間が経つとパワーウインドウが動かなくなるおそれもあり、危険を感じたら人命を最優先してください。なお、緊急脱出用ハンマーでも割れない「合わせガラス」の位置は、車種によって異なります。社用車にハンマーを備える際は、使用できるガラスを各車両の取扱説明書で確認し、ドライバーに共有しておきましょう。
トヨタ自動車 / トヨタモビリティサービス が発信している各種サイトもご紹介します。ぜひお役立てください。
避難後も注意は続きます。特に重要なのが、水に浸かったクルマを自己判断で再始動しないこと。
見た目に問題がなくても、電気系統のショートなどで故障や車両火災につながるおそれがあります。

ガソリン車でも、エンジンやブレーキが見えないところで損傷している可能性があります。
車種を問わず、「浸水したらエンジンをかけず、管理者に連絡して専門家へ相談」を社内の共通ルールにしておきましょう。
大雨の現場でドライバーが「業務と安全、どちらを優先すべきか?」と
迷わないようにすることが車両管理者の役割です。
そこで本記事のポイントを、平時に決めておきたいルールとしてまとめました。
これらのルールは梅雨や台風シーズンの前など、節目ごとに繰り返し周知することが大切です。
あわせて「遅れてもいいから、安全を優先して」と管理者から明言しておくことも、
現場で無理をさせないための大切なメッセージです。
ドライバーが安心して引き返せる環境こそが、何よりの冠水対策といえるでしょう。
大雨による冠水に備えるためには、
ドライバーと車両管理者が必要な知識や対応方法を
事前に共有しておくことが大切です。
今回ご紹介したポイントも、ドライバーさまへの
注意喚起や安全教育にぜひお役立てください。
トヨタモビリティサービスでは、お客さまの
安全安心につながるさまざまな情報をご案内しています。
安全安心な社用車運用をご検討の際には、
ぜひお気軽にお問い合わせください。