環境対応車の選定でSDGs経営を推進
「Booking Car “LIGHT”」の導入で業務効率化にも成果

(左から右)代表取締役社長 水野様 / 総務部主事 田中様 / 総務部主任 正木様 / 総務部係長 髙栁様

水野産業株式会社

事業内容 飲食店や介護施設向け食品包材・消耗品などの販売、オリジナル商品の企画・製造・販売
設立 1951年7月(創業 1948年8月)
従業員数 800名 ※2020年12月末日現在(パート含む)
導入台数 51〜100台
URL http://www.mizunosangyo.co.jp/

導入前課題

・環境に配慮した社用車を導入できていなかった
・営業車の増加に伴い、事故件数も増加
・運行チェックシートの回収・管理が、他の業務を圧迫し残業が発生

導入効果

・水素カーやハイブリッドカーの利用によりSDGs経営を体現
・全国の営業所で交通安全教室を実施し、事故件数は10分の1に
・デジタル管理に移行し、業務が一瞬で終わるようになった

「全てはお客様の為に」を理念に掲げ、飲食店や介護施設向け食品包材・消耗品などを手掛ける水野産業株式会社。

近年は、”脱プラスチック”などの環境を意識した商品開発にも注力するなかで、社用車においても燃料電池自動車(FCEV)の「MIRAI」、プラグインハイブリッド車(PHEV)の「プリウスPHV」やハイブリッド車(HEV)を選定するなど、カーボンニュートラルにも積極的に取り組み、SDGs経営を推し進めています。

2021年の夏からは、全国の営業所や物流拠点で利用する社用車管理の効率化のために、社用車専用クラウドサービス「Booking Car “LIGHT”」を導入。これらトヨタモビリティサービス(以下、TMS)のサービスにより何がどのように変わったか。そして今後期待することは何か。

代表取締役社長の水野様、車両管理を担当している総務部主事の田中様、「Booking Car “LIGHT”」を活用している総務部係長の髙栁様、総務部主任の正木様に話を聞きました。

日本全国を「環境対応」の社用車が走り回る

代表取締役社長 水野様

──貴社の事業内容について教えてください。

代表取締役社長 水野様(以下、水野様):飲食店などで使われる紙製の容器や包材、使い捨ての帽子などを開発し、お客様に供給している総合ディストリビューターです。近年は、介護用品や医薬品にも事業領域を広げています。

「開発受注」という営業スタイルも特徴です。当社はメーカーではなく、自社工場を持ちません。しかしだからこそ、各メーカーの協力のもと、お客様のニーズにあわせた商品を幅広く開発することができる。取扱商品は、数万アイテム以上にまで拡大しました。

お客様が必要としている商品を、必要としている場所に届けること。ただ商品を卸すだけで満足せず、お客様が抱えるお困りごとそのものを解決すること。それが当社の使命です。近年は、社会全体でSDGsへの意識が高まるなか、”脱プラスチック”をお客様にご提案するなど、環境を意識した商品開発も手掛けています。

「水野産業に相談すれば、きっと何とかしてくれるはず」。お客様にそう期待していただけるよう、従業員一同、励んでいるところです。

──そのようなビジネスに、TMSのサービスをどう活用しているのでしょう。

水野様:TMSさんには、環境配慮型車両の選定や、車両管理システムの導入、安全運転講習会の実施など、「リース契約の最初から最後まで」というかたちで、フルサポートをしていただいています。

当社は、日本全国に11の物流拠点、8の営業所を構えています。そのため、「水野産業」のロゴが入った営業車や配送用のトラックが、各地を走り回っている状態。当社のビジネスにTMSさんのサービスは欠かせません。

社長車の「MIRAI」も、TMSさんに強く勧めていただいたものです。SDGs経営を推進する会社として、「水しか排出しない、究極のエコカー」を導入しない手はありませんでした。

環境にやさしいだけでなく、実際に使用すると心地良く乗れるのに加速力もあり、車両としてのスペックにも満足しています。航続可能距離も600キロ以上と多く走れるため遠出でも安心です。

詳細については、実際に社長車をはじめ社用車を管理・運用している総務部の田中、髙栁、正木のほうから説明します。

全国で「交通安全教室」を実施、事故件数が10分の1に

総務部主事 田中様

総務部 主事 田中様(以下、田中様):TMSさんとは、もう30年近いお付き合いですね。

事故対応のご相談をしたのが最初だったと記憶しています。当時の水野産業は、全国展開をするプロセスの途上。もし事故が起きてもすぐにメンテナンス工場を案内していただけるなど、全国どこでも均一にフルサポートが受けられるのはどこか、という基準で選ぶと、TMSさんにご相談するのが一番でした。

それからというもの、車種のご提案をいただいたり、車検をお任せしたりと、「クルマの悩みごと全般」にまで、ご支援の幅が広がっていきました。

交通安全教室も、その1つです。会社が大きくなり、営業車が増えるほど、事故件数はどうしても増えてしまうものです。そこで、全国の営業所を回り、交通安全教室を実施していただいたところ、従業員の心がけが変わったのか、事故件数は10分の1に。本当に有り難かったですね。従業員の安心・安全は、会社にとって何よりも大切なことですから。

骨身を惜しまず、遠方の営業所にまでTMSさんが足を運んでくださるので、従業員たちが感激しておりました。トヨタ自動車の予防安全機能をパッケージしたトヨタセーフティセンスの導入も、TMSさんのご提案によるものです。従業員の安心安全な社用車利用をかなえるのも総務の使命であり、SDGs経営の推進には欠かせません。

今、全国を走っている約50台の営業車も、TMSさんに選定していただいたハイブリッドカーです。環境経営を推し進める当社の営業車ですから、当然、環境にやさしい車でなくては。水野産業という会社のブランドを伝える車として、ぴったりです。社長車として水素カーの「MIRAI」を提案されたときも、「あら、いいじゃないの」と素直に思いました(笑)。

「Booking Car “LIGHT”」導入で車両管理の負担を大幅減

総務部主任 正木様

──2021年夏には、TMSの「Booking Car “LIGHT”」を導入いただきました。誰でも簡単に社用車の予約・管理ができるクラウドサービスです。導入の背景には、どんな課題があったのでしょう。

総務部 主任 正木様(以下、正木様):当社は長らく、車両管理を「紙ベース」で行っていました。全国の拠点から営業車ごとの運行チェックシートを回収する、それを日付でソートする、営業車ごとにデータを入力する、営業車の予約記録との相違がないか確認する、運行チェックシートをPDF保存する、紙の運行チェックシートをファイリングするといった作業を、1つひとつ手作業でやる必要がありました。これは大変な手間です。運行状況を確認したくても、「ひと目見ればわかる」とはいきませんし。

総務部 係長 髙栁様(以下、髙栁様):東京本社分の運行チェックシートは週1回の回収、地方営業所分は月1回の回収なのですが、そのたびに発生する作業がほかの業務を圧迫してしまい、残業することもありました。でも当社ではそれが「当たり前」だったんです。

運行チェックシートの回収は、TMSさんの安全運転管理者の講習会で指導を受けて以来、ずっと続けていたことです。でも、紙以外のやり方があるとは思いが至りませんでした。そんな状況で提案されたのが、Booking Car “LIGHT”です。

2021年の8月から東京本社の一部でテスト運用を、そして11月から東京本社全体での本格運用を始めました。

総務部係長 髙栁様

──「Booking Car “LIGHT”」の導入後は、どんな変化がありましたか。

正木様:まず、紙ベースだった作業の大半がデジタル化したことで、業務負荷は格段に減りました。本社分の作業は、もう「一瞬」。「Booking Car “LIGHT”」導入以前は2~3時間かかっていた作業が、今は入力漏れをチェックするぐらいで済んでしまいます。

髙栁様:「またあの面倒な作業をしないといけないのか……」と憂鬱に思うこともなくなりました(笑)。非常に快適ですね。

今後は、地方の営業所にも「Booking Car “LIGHT”」を導入していく計画です。そうすれば、私たち車両を管理する側の人間も楽になりますし、各営業所で運行チェックシートをとりまとめている営業所長の負担も減ります。多くの営業車を抱える拠点から導入し、そこで成果をあげてから、一気に全国の拠点へと展開していきたいと考えています。

会社ごとのカスタマイズ、ワンストップの事故対応にも期待

社用車に導入したMIRAI

──管理者側として、TMSに今後期待することはありますか。

髙栁様:運行チェックシートがデータ化しただけでも満足していますが、事故対応そのものをサポートしてくれる機能があると良いな、と思うことがあります。

正木様:私は会社ごとにカスタマイズ機能を「Booking Car “LIGHT”」に追加されると嬉しいです。

欲を言えばということで要望を挙げましたが、「Booking Car “LIGHT”」の導入で業務負担が大幅に減って本当に助かっています。

水野様:SDGs達成のために「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」への動きが高まるなか、今後は安全性に十分配慮した上で車そのものに環境にやさしい素材や部品を使うということもあるかもしれません。また、世界中で電気自動車(BEV)への期待が高まっている中で、トヨタさんの今後の展開にも期待しています。MIRAIの導入もそうですが、当社のSDGs経営を体現するために、TMSさんからのご提案をこれからも楽しみにしています。

(取材・執筆:東 雄介 編集:桐生 幹太 撮影:土方 翔太)

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